『花の街』江間章子~を巡って。
江間章子作詞
團伊玖磨作曲
七色(なないろ)の谷を越えて
流れて行く 風のリボン
輪になって 輪になって
かけていったよ
歌いながら かけていったよ
美しい海を見たよ
あふれていた 花の街よ
輪になって 輪になって
踊っていたよ
春よ春よと 踊っていたよ
すみれ色してた窓で
泣いていたよ 街の角で
輪になって 輪になって
春の夕暮(ゆうぐ)れ
ひとりさびしく ないていたよ
「花の街」は私の幻想(げんそう)の街です。
戦争が終わり、平和が訪れた地上は、
瓦礫(がれき)の山と一面の焦土(しょうど)に覆(おお)われていました。
その中に立った私は夢を描(えが)いたのです。
ハイビスカスなどの花が中空(なかぞら)に浮(う)かんでいる、
平和という名から生まれた美しい花の街を。
詩の中にある「泣いていたよ 街の角で……」の部分は、
戦争によってさまざまな苦しみや悲しみ
を味わった人々の姿を映したものです。
この詩が曲となっていっそう私の幻想の世界は広がり、
果てしなく未来へ続く「花の街」となりました。
江間章子さんの上記の文章は、「〜作詞者の言葉〜」という題で、
教育芸術社「中学生の音楽1」(平成8年1月検定済)
及び同「中学生の音楽2・3下」(平成17年3月検定済)に収録されています。
なお、ふりがな表記は、後者に依りました。
(下記ブログから引用)
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昨晩(24日)のライヴ
竹澤悦子(筝)栗林すみれ(p)
ここで、竹澤悦子(えっちゃん)が、この『花の街』を、江間さんの言葉を前ぶり(背景説明)して、そして歌った。
そんな背景があったとは、、、(全然知らなかった。不明を恥じますm(__)m)
涙した。
小学校の合唱団で歌った記憶のある、
あるいは、NHKの『みんなの歌』あたりで流れてきて聴いていたのか、、、。
ともあれ、馴染みのあるこの歌の作者の「思い」をここにメモ
【代表作】
夏の思い出(作曲:中田喜直)
おかあさん(作曲:中田喜直)
花の街(作曲:團伊玖磨)
花のまわりで(作曲:大津三郎)
『夏の思い出』は大好きな歌で、正に「夏来ると思い出す」
『花のまわりで』もふと口ずさんでしまう。
どの曲も「懐かしさ」が立ち上がって来る不思議な暖かさ、、、。
それはある意味「私の『平和だった』小学校時代」(の記憶)
江間章子
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