「クラウドファンディング」~「応援メッセージ」(11) 谷川賢作(p)
【谷川賢作】
in F 25周年おめでとうございます。
私にとってin Fとはひと言で「道場」です。初出演からおそらく20年以上にはなると思うのですが、その記念すべき吉見征樹さんとの初デュオ以来、将来を嘱望された若手たちから百戦錬磨の達人まで、ありとあらゆる楽師たちと重ね続けるすべてのセッションが「道場」での稽古なのです。
そんな、君ね、酒飲みながらリラックスして楽しくワイワイ”乱取り”できて、おまけに稽古後にいくばくかの謝礼がでる道場なんてある訳ないだろが、舐めてんのか君は!と、お叱りをうけるのは承知の上での断言です。(そう、酒飲んで演奏(飲み方は礼を失しない程度であるのはもちろんですが)なんていう絶滅危惧種の生息が許されるのも in F)
そして、このような「道場」の存在こそが、今現在の私を形作ってくれました。深く感謝しています。なので、年をとろうが、どんなに忙しかろうがin Fでの「稽古」は忘れてはいけない大切なことであるはずなのに、このところサボっています。いかんなあ私。。。(^_^;
ところで、最近の若手演奏家の皆さんも「自分の音楽人生において”道場”的なるものは、自分の音楽を継続的に磨いていくために必要である」と思っているのだろうか?どうも、できるだけ速やかに名声を確立して、若くして巨匠化するのが「勝ち組の成功事例」である、と思われているように見えてしまうのは、私が還暦を迎え、立派な「頭ガチガチの不機嫌ガンコジジイ」になりつつある証しなのでしょう。
滅ぶべきは私ですが、その前にもう少しだけin F で、ほろ酔いでご機嫌だけど真摯で研ぎ澄まされた「稽古」を積もうかな。

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