ベームのつぶやき(ぼやき)
1975年「べーム~ウィーン・フィル」来日番組。
先ずは『ブラ1』
正に「王道」を行く、、、しかしそこは「人間ベーム」
ライヴならではの、終結部に向かっての熱い盛り上がりに血が滾るぜ、ブラボー
ここに http://
ベーム、
(コンマス)ヘッツェル(後年52歳の働き盛りで、滑落事故死)
その後を継いだ、キュッヒル。
正に「一時代」である。
続いて流れた「リハ」
超が付くほど面白かった☆
ベートーヴェン『第4』第1楽章。
(かな~り私的「アレンジ」にて)
先ずは、その冒頭の和音。
「な、なんだ。合ってない!(特に)第2ファゴット」
(名指しされた奏者は、、、)
「全然だめだ!こりゃひどい」
(天下のウィーン・フィルに向かってこれです
でも、ベームにしてみれば、みんな「小僧」か)
「わしはちゃんと四拍子振ってるんだぞ」
「立ちあがって、四拍子で踊り出したいくらいだ、、、(ブツブツ)」
「遅い」
「早い」
「よし良くなってきたぞ」
(以下略)
※これって、ほぼ「ニコ動」の「(流れる)セリフ」ですよ
ベーム大先生、しらっとして、こ、こんなこと、言ってるん(たん)ですから。
(「その間」全然止めてないんですけど、、、)
「驚愕のつぶやき」(ぼやき)でしたよ、へへぇいm(__)m
会場になった「NHKホール」の「照明」と「舞台上の(オケの)段差(高低)」に注文(と言うより「文句」)をつけていた。
「もっと暗くならんのか」
「(最後尾の)トランペットが見えん」(奏者とアイコンタクトができん)→「なんとかしろ」
そして、その後の「インタビュー」
「日本の聴衆(お客)は、とりわけ、若い人たちの反応は素晴らしい。
ざわざわしている時は、お客は何も聴いていないのだが、
日本のお客の集中力ときたら、、、そして、その後の熱狂!
云々」
(ほんとに、いたく感激していたとのこと)
「ピッチと言うものは、聴き合って合わせなければなりません。
例えば、第2ファゴット(また出たよ。よほど「いまいち感」あったのか)とオーボエが、
お互い「ピッチが違う。悪い」と言い合ったとする。
そんな時は、どちらも聴き合って、すり寄って、、、。
云々」
そして、ほとんど「国歌」の『美しく青きドナウ』
こちらも「軽妙洒脱」と言うより、「堂々たる」演奏。
ちなみに、この年の「熱狂の日々」、私は『未完成』『ザ・グレイト』の日に参戦。
アンコールに、なんと『マイスタージンガー』(前奏曲)が来ましたよ!来ました
この日は(クラシックのコンサート)「我が生涯のベスト3」であります。
このシリーズは(NHK主催だった)「応募抽選制」で、
今知ったのだが、なんとその数「17万人」
ひょえ~!
良く当たったもんだ。
余談ながら、その時の「もう一人の帯同指揮者」が、ムーティ。
(誰すか?あ~イタリアの若手ね。って感じで、ノーマークだったなぁ)
その後、その時の「ご縁」と言うか、
2008年、33年ぶりの『ウィーン・フィル&ザ・グレイト』「再戦」を、このムーティにて。
初めて「クラシック遠征」と言うものをやった@新潟
(だって『ザ・グレイト』は、新潟だけだったんだもん。
何故か「その日」ライヴ入れてなかったし。
呼ばれてる、、、)
そして、敢えて(この時しかない!と思った)母に「S席」をプレゼント(我々C席)
母は、今はもう「行けない体」になってしまったので、(コンサート的には最後の)親孝行になったかな。
母もたいそう喜んでくれたし、、、。
「知らずに涙出てたよ」
つい「長文」になりました。失礼m(__)m
当時の主なメンバー
第1ヴァイオリン:ヘッツェル、キュッヘル、エーリヒ・ビンダー、ウェルナー・ヒンク。
第2ヴァイオリン:ウィルヘルム・ヒューブナー。
フルート:ウェルナー・トリップ、ヘルベルト・レズニチェク、ヴォルフガンク・シュルツ。
オーボエ:ゲルハルト・トゥレチェク、ワルター・レーマイヤー。
クラリネツト:アルフレート・プリンツ、ペーター・シュミードル。
ファゴット:エルンスト・パンペル、ディートマル・ツェーマン。
ホルン:ギュンター・ヘグナー。
トロンボーン:ルドルフ・ヨーゼル、ユゼフ・ローム。
トランペット:アドルフ・ホラー、ワルター・ジンガー。
『カール・ベームとウィーンフィル(1975-1980)』より http://
こちらのブログは、データ詳細にして、本文も中々読ませます。
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