最近の「甲野善紀」
甲野善紀『随感録』
2010年12月9日(木)
心が折れそうになるほどの忙しさであっても、技が進展すればそうしたものは一度に吹き飛ぶ。
今夜は6日に香川で感じた韓競辰老師の教えがどうにも気になって、無理矢理時間を空けて、三十数年来の武友の伊藤峯夫氏を招いて2人で稽古。
2時間に満たなかったが、その間に得たものは剣術においてはいままでで最も大きいと断言できる。
とにかく次々と気づいて、その後『願立剣術物語』を読むと、いままでよく分からなかった所がいくつも行間から浮き上がるようにして頭と身体に入ってくる。
特に十一段目の
「身之備太刀構ハ器物ニ水ヲ入敬テ持心持也。
乱ニ太刀ヲ上ゲ下ゲ身ヲユガメ、角ヲ皆敵ヲ討…惣テ太刀先ヨリ動事ナシ。
唯カイナを計ヲ遣事ゾ…」
これに関しては、今回の気づきで、得られた理解が60パーセントとすると、いままでの理解は6パーセントくらいと言えるだろう。
「こんな事があるんだねぇ」と、伊藤氏も感動の面持ちだった。
(一部改行・筆者)
(掲載日・平成22年12月11日)
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この歩数年来、毎月第二土曜日に開催されている「池袋の講座」
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「甲野善紀チャージ」のため、この日は敢えて「店主研修」(店休み)として「参戦」
ここは2回目である。
他所の「講座」も含めると、今年は「甲野先生の日」5回目か。
ともあれ、図らずも「この日」は「特別な(歴史的な)翌日」だったのだ、、、。
「昨日」は、
(剣術において)「今までで最も大きい」(気付き)
(このたび得られた気付きが)「60パーセントとすると、いままでの理解は6パーセントくらい」
とご自信で断言されている。
それくらい「質」的に物凄い進展だったと言うことなのだ☆
【メモ】
「刀(持っている手、腕)は動かさない。体の動きに刀(と持っている手、腕)が自ずとついて来る」
「兜はかぶったまま使う」
(これは「比喩」だが、ご自信気に入られたようだった。「アフター」にて)
後日全面的に書き連ねようと思います(が、やるのか、、、)
メモれる状況(会場)の時はメモるようにしているのだが、
いつも結構な量になってしまい(原稿用紙6~7枚?)
結局「あがりほうき」になってしまう私。
甲野先生最近のつぶやき(『ツイッター』)
「十数年来の武友、伊藤峯夫氏は、やはりある運を持っている。
とにかく、この伊藤氏と今夜稽古して、新しい剣術の原理が姿を現し、2人して感動した。
6日の香川での気づきは大魚だった。
詳しくは私のサイトに書く予定。」
「とにかく技の展開が日ごと週ごとにあり、先月下旬に取材してもらった本の企画がドンドン古くなってきている。
有り難い事だが、本の関係の方々には申し訳ない。
でも、こればかりは仕方がない。
それにしても、これほど変わるとは!」
「19日の博多は、前回からまだ一月経っていないが半年は経った感じがしそうだ。
とにかく、このような進展はいままではなかった。」
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私のつぶやき。
「先生は結構(つぶやき)マメである(^_^;)」
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