ベートーヴェン最後の三つのソナタ~ポリーニとの「旅」
10月23日(土)サントリーホール
(内田光子・解説~編集)
いずれも、3度と4度の音程による相関する動機に基づいて構築されている。
『30番。Em。op.109』
終楽章は最後、それと判らないくらいの変化が加えられた「冒頭主題」に戻って、束の間のうちに静かな終結に落ち着く。
『31番。A♭。op.110』
終楽章。
『嘆きの歌』
『同』(Ⅱ)~「人生に疲れた Ermattet」(べ自身)
そして、肯定的なコーダが迸り出て、曲を勝利感のうちに締めくくる。
『32番。Cm。op.111』
霊妙なコーダはG音上のトリルで運ばれ、最後の3小節に於いて、ここまでの闘争の記憶すべてが静寂の中に溶けてゆく。
この3つのソナタを一気に続けて弾くと、何か途方もなく神秘的なものがそこに現れる。
人生と言う長い旅を、この3曲は象徴しているのだ。
輝かしい静寂のうちに幕を閉じる旅を。
とりあえず「譜面」には「面通し」
※「春秋社」版の楽譜(版下)改めて素晴らしい「職人技」と観じる。
何箇所か「疑問符」が付くところあり、だが。
【ポリーニ~ベートヴェン・プロ】
30。31。32。 休憩はございません。
ひょえ~(驚愕のつぶやき)
では行ってきます!
気合い入りまくりです☆☆☆
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