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2009年11月17日 (火)

『心の日月』

Photo
原作:菊池寛 
「日月」(じつげつ) 
この言葉、単なる「月日」(の経過)だけではなく、 
「正義や道義」の意にも(ダブルイメージで)使っているものと思われます。 
(例:「日月地に墜ちず」~人が守らなければならない道義がまだ滅びていない) 

久々に「(主人公、二人に)乗り移って」観ました。 

冒頭(話の発端)は、「待ち合わせの駅」(出口2つ)で、「思い込み」から「行き違い」になる「二人」 
「逆サイド」でそれぞれ待つこと、5~6時間! 
(なぜ「それ」(出口が2つあること)に気付かなかったの?と言う「ツッコミ」はなしね。「話」ですから。 
そして、何より、当時は「ケイタイ」なんて無かったのです。
なので、現代なら「ありえない」話(^_^;)) 
そのことをずっと引きづり、、、 
でも、実はびみょうに「隣」(住まいも人間関係も)で暮らしつつ、、、 
やっぱり、なかなか会えず(行き違い、すれ違い)、、、な二人。 
(この「ジラシ」が、作り物と判っていても、リアリティーを持って、マジ焦れます。「もぉ~」って感じ。菊池寛、流石です) 

「事情」を知って、その二人の「出会い」を設定し「身を引く」、船越英二のセリフがまた泣かせるんです。 
(相変わらず、東口で待つ女。男は西口に。冒頭と同じ) 
「やはりこちらで待っておられましたね。 
あなたを待っている方は向こう側にいますから、、、。 
ではお幸せに」 

ラストシーンは、ようやく「そのことに気付いた」若尾が、 
東口から、回って、西口に「登って」行くのですが、 
男(菅原)を見つけた時の輝いている顔といったらぴかぴか(新しい) 
そして、ようやく会うことが叶い、万感の思いで手を取り合う二人。 
私も、思わず「そこ」に入って居て、もうクシャクシャ、、、。 

そのロケーションが、「飯田橋」と言うのがまた泣かせます。 
(「出口」が二つある駅なら、どこでもよさそうなものなんですが) 
私、「学校」があった関係上、 
「飯田橋」(「市谷」よりも)は、東京で一番乗り降りした「国鉄駅」なんです。 
それも「1954年」(公開)ですよ☆(私の生まれた年) 
この「偶然」は、「私に観ろ」と言ってるようなものですね。 
で、2回も観ましたよ☆ 

それにしても、みんな若い! 
若尾文子なんて、公開時「21歳」ですよ(撮影時だと「はたち」!?) 
もう、可憐で、美しく、、、なんともぼぉ~だ(ふぉん)揺れるハート 
菅原謙二(28) 
船越英二(31) 
高松英郎(25) 
他に(この人たちは若くはないけれど) 
水戸光子(35) 
高品格(35) ※チョイ役で気付かなかった。 
など。 

今のところ、未DVDにつき、下記の「観れる環境」のある方は是非☆ 
再放送今月まだあり。 
http://www.nihon-eiga.com/prog/002524_000.html 

最後に、 
時代を現す「セリフ」 
(前後の関連はありません) 
「ホントに失礼申し上げまして、、、」(水戸) 
「まぁ、存じませんもんで(見えなかったもので)」(若尾) 
「あたくし、来ましたわ」(若尾)

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コメント

「あたくし、来ましたわ」

こんにちは!!

私も見ました!
若尾文子が可愛いですよねえ~~~!
妖艶な若尾ちゃんも好きですが
こんな可憐な姿も大好きです!!

しみじみとした佳作でしたね。
当時のデパートの様子も
興味深かったです。

菅原謙二とはプライベートでも
ラブロマンスが囁かれたと聞きましたが
ホントだったのでしょうかねえ~~

投稿: ブラボー | 2009年11月20日 (金) 17時58分

♪ブラボーさん
いらっしゃいませ☆

「後年の」若尾文子のイメージしか知らなかったので、
「はたち」の「可憐」な「あやちゃん」にもうトロ~ンでした。

「デパート」をはじめとして、「あの頃」の「風俗」は興味深いですね。
と言うか、私的には「自己確認」って感じです。

ともあれ、みんな(「時代」も)若かったimpact

投稿: インエフ | 2009年11月23日 (月) 14時35分

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