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2008年6月10日 (火)

沈黙の○○秒、、、

Photo
6月2日
アルバン・ベルク四重奏団
@サントリーホール
※「解散ツアー」最終日。

ハイドン:弦楽四重奏曲第81番
ベルク:弦楽四重奏曲op.3
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第15番
(アンコール)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第13番~第5楽章『カヴァティーナ』


最後の「音」が、虚空に消える、、、。

ピヒラーは、頭を垂れたまま「静止画像」になっている。
それは、「回想」と「祈り」の姿!?
私も、「回想」と「祈り」のその「姿」に寄り添い、
正に「息を呑」んで、ステージをただ茫然と見つめるのみ。
次第に目の前が滲んで来る、、、。

他のお客さんも、ステージ上のその「姿」に「観応」して「無音状態」が続く、、、。

、、、ややあって(その間「10秒」くらい?)
ピヒラーは静かに、「あちら」から返って来たかの如く、頭を上げた。
そして、ようやく、それが「合図」とばかり、
拍手が、一人、二人、、、次第にホール全体へと波及していった。

とてつもなく深く、そして広大無辺な「沈黙の時」であった。
巨大なる「ゲネラル・パウゼ」(総休止)☆
そして、その後、「何か」が、ゆっくりと確実に動き始めた、、、。

「世界全体」が「休止」し、そして、動き始める「感覚」
このとてつもない、正に「宇宙的」とも言える「時間」の「共有」、、、。

チェリビダッケの『ブル8』(ブルックナー:交響曲第8番)、
とりわけ、あの第1楽章の「開始」(チェリがタクトを構えて~振り下ろす、その「時空」)が、その時、はっきりと脳裏に蘇ったのだった。
とてつもなく深い「沈黙の時」に身を委ねた「あの時」
この夜は、それ以来の「体験」であった。
(1990年@オーチャード・ホール)

本日の4人に、ただただ「感謝」を持って頭を垂れるのみ、、、。
※以下「ミクシー(日記)」にいただいた「コメント」への「レス」
(を、敢えて掲載します。ハンドルは、ぼかしてあります)
♪Rさん
超速攻のコメント「第1号」☆
ありがとうございましたm(__)m

「感動」伝わって、なによりです。
あの場にRさんに居合わせてほしかった、、、。
、、、でも、それが「ライヴ」であり「現場」ですもんね。

これまた「トーキョー・ミュージック・シーン」でしたぴかぴか(新しい)

♪Bさん
単音と始源
黙狂と寂滅

♪レ○○○さん
こっそり「店主研修」敢行exclamationの巻でした。
たまたま(意識してなかったのですが)「最終日(サヨナラ日本)」に当たって、
そして、あのような「現場」に居合わせることができ、、、。
感無量です。

ところで「国内盤」
結構出てると思いますよ。
検索してみて下さい。
って言うか、「外盤」でも、問題ないですけどね。
安いし(^_^;)
私、両方並んでいたら、ほぼ「外盤」の方買います。

♪Eさん
そうです「解散」なんですね。
「38年間お疲れ様m(__)m」
としか言葉は出ないですね。

Eさんが、大学卒業直後の「文化小ホール」のコンサートって、
多分「初来日」の時ではないかと。

先日の某新聞の記事に
「初来日の時、アマデウス・カルテットに『有名な曲が受ける』と助言されたが従わず、自分たちの弾きたいものを弾いた。そうしたら全然客が入らなかった。でも、4回目の来日あたりから、空気が変わってきた。今は日本の聴衆が、常に新しい音楽を求めていると断言できる」
とありました。

Eさんは「貴重なお客さん」だったのだと思いますよ手(チョキ)

それから、30年、、、。
「小ホール」から「大ホール」への道、だったですね。

「シューベルト」と言えば、
多分、90年の来日時だったと思うのですが、
「王子ホール」にて、『死と乙女』を聴きました。
(それも、最前列(チェロの少し後方)でした)
これが、物凄い演奏で、、、(「音圧」をモロに「体感」しました)
エンディングでは、本当に(形容ではなく)鳥肌が立ちましたダッシュ(走り出す様)

他に、その数年後、今度は「大ホール」=「芸劇」
ベートーヴェンの第13番のメインプロの時にも「参戦」しました。
(この日も、ハイドン、ベルク、ベートーヴェン、でした)
この時は、ハーフウェイライン((^_^;))ちょっと後方だったため、
「音圧」的には、いまいちでしたが、なんだか「様々なもの」も貰いました。
(もっと、ベートーヴェンを(一生かけて)「勉強」すべし!)

21世紀の「リファレンス」になるような『カルテット』
大ホールで「打てる」『カルテット』
今後出るんでしょうかね、、、果たして、、、。

♪Aさん
おお「時空共有の朋」よexclamation ×2

私も、常日頃「休符も『音』だ!」と語っていますが、
あのように「実感」したのは、久々でした。

「涙」、、、
私は、じゅわっと「滲み」ましたが、
連れは、ぼろっと「落ちた」そうです。
(その「落ちた涙」に、自分でも(初めての体験で)ビックリした、と言っていました)

地球の60数億の人間の中で、
あの日の、2千人余りだけの「時空」
正に「一期一会」でしたね。
「生きてて良かった」です、、、。

♪Dさん
私は「旧全集」でお世話になっていますが、
ほんとに素晴らしいですね。
もう10年あまり、折に触れ、
あの曲、この曲と「辞書代わり」に聴いています。
が、やはり「後期シリーズ」に、一番レーザーが当たりますね☆

♪Tさん
『ABQ』正に「一時代を作」りましたね。
そのこと(その「時代」の終わり)を「あの日」の聴衆は、良く判っていて、、、
それが、あの「沈黙」を産(生)んだのだと思います。

変な(敢えて言えば「大馬鹿」)「ブラボー・オヤジ」が居なくて、ほんとに良かったと思っています。

テルデック時代のモーツァルトですか☆
これまた、マニアックなところを(^_^;)
聴きなおしてみま~す。

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