『クレーメル』と『吉田秀和』
8月17日
夜は、「録り置き」の『クレーメル』と『吉田秀和』を観て過ごす。
『クレーメル』は、(「オペラ・シティ」での公演と違う)アンコールの『フーガ・イ・ミステリオ』が聴けて良かった。
ヴァイヴの兄ちゃんが、メチャクチャ上手くて(憎いくらいの超ポーカー・フェイス!)開いた口が塞がらなかった。
『吉田秀和』
93才で、なおかくしゃくとしている(動いている)姿を拝見し、さまざま意味で感慨深かった。
「書く」というより「原稿を製作」すると言う行為は(なにしろ「譜例」は、自ら五線譜に書き込んで、はさみで切って、のり(!)で貼っているのだから)「手作業なんです」としみじみ、でもさらりと言ってのけたところに感動した。
今は「(結局)バッハ。モーツァルト。べーーヴェン。だね」
奥様が亡くなられて、一時「音楽を封印」されていた時があったが、バッハだけは「(こちらに)干渉してこなかった」(いい意味で「入って来なかった」)とも。
レヴェルは違うが、それはとても判るのだ。
私は(毎日ではないが)
目覚めの音楽は『平均律』(リヒテルの4枚組のローテーションに、気が付くと、ほぼ「決め打ち」)
寝入りの音楽は『マタイ』(が多い。他にも、バッハ色々)
に、ある日から、自然とそうなっている私がいる。
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