キース・ジャレット・トリオ
30日
キース・ジャレット(p)
ゲイリー・ピーコック(b)
ジャク・ディジョネット(ds)
4月の最後の日は、待望の「研修日」である。
泣く子も黙る(?)キースご一行様が、本日は、なんと東京文化会館大ホールなんである。
ここは、クラシックのソロやデュオで印象深いコンサートを、今までに沢山もらったところ。
例えば、ポリーニ、ブレンデル、キョン・チョンファ、、、そして、先日亡くなられた、ロストロポーヴィチもここで聴いた。
言ってみれば、私の「ホーム」とも言うべき「東京文化」
そこに、キースも名を連ねる日がやって来たのだった。
それにしても、キース3は本当に久しぶりなのだった。
大泉に越して来てからは行ってないので、へたすると10年ぶりかぁ。
その間、キースは「還暦」を通過しているのだ、、、ウーム。
ゲイリーに至っては、もう70超なのだ。
って、人の事は言ってられないのだ。
その間、私も、40代から50代に突入したのだから、、、。
私の席は、4階の左サイド。
いいバランスにトリオは鳴っていた。
さすが「東京文化」☆
このホール自体の素晴らしさもさることながら、
他にも、デジョネットの物凄くセンシティヴなドラミング。
そしてさりげない「PA屋さんの腕」などが「勝因」に挙げられるだろう。
その「内容」?
もう、我々は「信者」なのである。
ここに、正しく「参集」しているのである。
ただ、彼らの奏でる「音」一音一音を全身に浴び、それとともに、自然とあたゆとうていれば「それでいいのだ」
(と、バカボンのパパもそう言っているのだ)
アンコール『ゴッド・ブレス・ザ・チャイルド』で「幕」と思いきや、意表の「ダブル・アンコール」が!(ありがたやm(__)m)
その曲は、、、『ホエン・アイ・フォール・イン・ラヴ』なのであった。
先日、曲中であったが、スティーヴーで聴いた、まだその「音」がループしているというのに、「その曲」が、今日は、キースなのであった。
もはや(自身への)「祈り」以外でなにものでもない「独白」が、延々と続く、、、。
ただ総てを「虚」にして身を任せるのみ、、、。
「4・30キース上野の森総決起集会」はかくして静かに幕を閉じていったのであった(合掌)
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